雑記
5月某日 快晴。気温は20℃を越え、カラッとして気持ちの良い天気だった。数日前の荒れた天気が嘘のようだ。が、嘘ではなかった。強風に煽られて薔薇の株が倒れかかっていると祖母の家からSOSが届いた。 薔薇の状況を確認しに祖母の家に向かった。久しぶりに…
タイトルに惹かれて読み始めた方には申し訳ないが本当に大した話ではない。以前ハマっていたアニメ『薬屋のひとりごと』第2期で、好きなエピソードである第31話の「選択の廟」というタイトルをオマージュさせてもらった。もちろんタイトルだけだが。内容は…
2月某日 晴れ。雪解け間もなく、まだしっとりとした土に陽光がたっぷり降り注いだ。朝晩は冷え込むが日中はだいぶ暖かくなってきた。薔薇の剪定を行う時期がやってきた。薔薇というのは、祖母の家の庭に植えられているたった一株の薔薇である。 庭に到着し…
今年はたたみかけるように色んなことに挑戦して、色んなところに行って、駆け抜けた年でした。これまでの人生で一番、一年があっという間に感じました。風の中を走っている感覚でしたが、そんな中でも気づいたことがあります。それは、やりたいことがあるな…
例えば日記。 人様の目に触れることは決してない極めて個人的な記録だ。そして、三日坊主な私が10年以上続けることができている極めて稀有なものだ。毎日寝る前にほんの数行シャープペンシルを使って書いている。たいていはその日あったことを書いて、感想を…
サイアノタイプのワークショップに参加した。 サイアノタイプとは、太陽光で像を焼き付ける写真の古典技法のひとつだ。青に惹かれて自分でもプリントしてみたいと思っていたところ、ワークショップの募集があったのですぐに応募した。 はじめに写真やカメラ…
◆観た映画 『この夏の星を見る』 監督/山元環 出演/桜田ひより、水沢林太郎、岡部たかしほか 2025年/日本/126分 この映画を見ようと思ったきっかけは音楽だった。 配信されていた「灯星」という曲を聞いて、その音の透明感に心が動いた。そしてその曲が…
『薬屋のひとりごと』というアニメにハマってしまった。 録画していたドラマを見ようとテレビをつけたらちょうど放映中で、ものすごくきれいな色使いのアニメだなと思いながら見ていたが、徐々に物語のおもしろさに引き込まれ、結局エンディングまで見てしま…
腕に謎の発疹が出たため、皮膚科に行った。 かゆみを伴う小さな発疹が右上肢に出はじめたのは1週間ほど前。他に体の不調がないことから、何かの感染症ではないと思った。ボディクリームが合わないのかと思ったが、そうであれば全身に発疹が出るはず。紫外線…
たまに鮮烈にストーリー性のある夢を見る。 小説のアイディアの一つになればいいのかもしれないが、あいにく物語は書けない(というより書いたことがほぼない)ので、起き抜けにスマホのメモにガッと打ち込んだものを記録として残すことにする。 *****…
人間の体はそんなに都合よくできていない。 些細なことに一喜一憂しなくなることで、仕事がやりやすくなった。 でも気づいたら心が鈍っていて、自分や他者の心の機微を感じ取りにくくなった。素晴らしいものに心がグッと動かされることも少なくなったし、逆…
久しぶりに渋谷に行った。どのくらいかというと、7年ぶりくらい。 駅が新しくなっているのに驚いた。同時に、スクランブル交差点の人の多さにも驚く。前に来た時よりも多くないか?とさえ感じた。そして、慣れていないせいかうまく渡れない。人と人の間を縫…
今日は日本アカデミー賞の授賞式があった。その模様はこれからテレビでも放送されるが、私はそれを毎年チェックしている。 どの作品が最優秀作品賞を受賞するか、誰が最優秀主演女優賞を受賞するかなどドキドキしながら見ている。衣装も楽しみだ。でも一番は…
ハリーポッターシリーズが大好きだ。でも、その世界観を体験できるテーマパークに行きたいとは思わない。好きなのに、なぜだろうとずっとモヤモヤしていた。最近ふと思ったのは、フィクションがフィクションであるという現実を突きつけられるから、という理…
今週のお題「2024こんな年だった・2025こんな年にしたい」 2024年は、出張や旅行でいろんな場所に行き、多くの「はじめて」を経験した年だった。見たことのないものを見たり、食べたことのないものを食べたりという経験は、とてもワクワクするものだった。 …
先週、建築家の谷口吉生さんが亡くなった。 私は建築関係の仕事をしているわけでもなく、直接お会いしたことなどあるわけもなく、ただの建築好きの一人ですが、謹んで哀悼の意を表します。 谷口さんの建築の好きなところは、何と言ってもその凜とした佇まい…
そして一番の繁忙期がやってきた。 一体一日何台のケーキを作ったんだろうと思いながら箱詰めした覚えがある。パティシエもバイトもフル稼働で働いた。苺のヘタを取る作業なんてもう眠くなるかと思った。だが、その調理場ではいつもラジオを流していた。ラジ…
大学時代、12月の一定期間限定の短期バイトをしたことがある。 その内容とは、ホテルでクリスマスケーキを作るというものだ。そうはいっても、実際に生地を作ったりクリームを泡立てたりするのはパティシエの方がやるため、バイトがやることといえば苺のヘタ…
①足の小指をぶつける もはや定番化している。気をつけるとかそういう問題じゃないよな。ぶつけた瞬間はあんまり痛くないのに、数秒後に遅れて痛みがやってくるのも憎い。 ②紙で指を切る 手が乾燥しているこの時期は要注意。スーっと切れるあの感覚は想像した…
記録というのは、自分以外の誰かに伝えるべきことを文字や映像に残すものである。 とりわけ文字で記録するときは、間違って解釈されないように分かりやすい言葉で、できるだけ簡潔に記すことが求められるのだろう。そんな記録は、実用書やエッセイ、小説とは…
パリオリンピックが開催中である。 オリンピックというイベントを否定するわけではないが、オリンピック期間中のテレビ報道については疑問を抱く部分がある。 朝テレビをつけると、まず飛び込んでくるのはオリンピックの話題。顔を洗ったりトイレに行ったり…
たまに通る道沿いの家がなくなっていた。 そこには、緑色のショベルカーが一機、大きな雨粒に打たれて佇んでいた。 雨が次第に強くなってきた。 バリケードに貼られた立入禁止の掲示。 その黄色が妙に鮮やかだった。 私は信号待ちの車内からその場所をじっと…
さくらんぼ味って、本当にさくらんぼの味がするのか? 自明であるかもしれないが、ふと疑問に思った。 というのも、先日、さくらんぼ味の飲料を飲んだとき、とても美味しかったと思うのと同時に、「綺麗に整っている味だ」と感じたのだった。綺麗に整ってい…
ショッピングセンターにて。 普段はあまり意識しないが、その日は流れていた音楽が妙に気になった。途中でノイズが入ったり、止まったり、明らかに音響設備の調子が悪かったから。はじめはそういう曲なのかと思った。今はノイズ音などトリッキーなアレンジが…
音楽はサブスクで聴いている。 ドラマや映画のサウンドトラックも豊富にあるし、好きなアーティストの最新曲からデビュー当時の曲まで聴くことができ、選択肢がたくさんあるから。聴きたい曲を聴きたいときに何度でも聴けるのもいい。お気に入りの曲をいくつ…
◆東京都美術館(東京都) 【デ・キリコ展】 今年絶対に見に行こうと決めていた展覧会だった。 正直に言えば、ジョルジョ・デ・キリコという画家を知らなかった。展覧会開催の情報とともにはじめて知ったが、スマホの画面で彼の絵を見た時の衝撃は忘れられな…
輪ゴムでキツく縛ることが苦手だ。 以前、食べかけのお菓子の袋をゆるく縛っていたのを家族に発見され、「何これ? 湿気っちゃうじゃん」と注意された(今は保存用クリップという便利なものを使っている)。そんなことを言われてもねぇ、と反論しようとした…
子供の頃、大人は皆ビールが好きだと思っていた。 というか、ビールを美味しく飲める人が大人だと思っていた。 ゴクゴクと喉を鳴らしてビールを胃に流し込む映像はビールCMの王道だった。そして、そんな王道CMでは、飲み口から唇を離した後の第一声は必ず「…
春はどうも眠い。 体の周期的に眠気がガツンと来る時期にちょうど重なった今は更に眠い。 平日はというと、夕飯を食べてからまず寝る。数十分後に起きてお風呂に入り、その後に本を読もうとするもウトウト。結局何も手につかず寝てしまう。何の予定もない日…
春になると花を植えたくなる― ホームセンターのガーデニングコーナーは花を求める人で溢れていた。 なんだか心が温かくなった。 「あら綺麗ね!」 「この花可愛い!」 「どこに植えようかな」 まだ背丈の小さな花や蕾の状態の花を見つめる眼差しは、みな優し…