とりあえずそこ置いといて

映画化も、ドラマ化もしない何でもない日常で感じたことや考えたことの寄せ集め

本を読まなくなると…

以前よりも本を読まなくなった。

本を読むとあれこれ考えを巡らせてしまう。あの表現がめちゃくちゃ好きだとか、あれってどういう意味なんだろう、とか。その時間が好きだった。しかし、それによって影響を受けるものがある。仕事だ。何かにどっぷり浸かると、他のことに集中できなくなる。仕事が好きで最優先、という生き方をしているわけではないが、「ほどよく適当に」ということができないので、集中してこなすためにノイズとなるものは無意識に避けてしまう。つまり、読書は“ノイズ”認定されたということになる。仕事が最優先ではないはずが、結果的に仕事を優先してしまっている。疲れていると眠くて、文字を追っていると瞼が下がってくる。本を読みたい気持ちもあるが、睡魔には勝てない。明日も仕事だし、寝よう。息抜きはどうしているのかと言えば、寝ること、あとは、短時間かつ何も考えずに楽しめるもの(スマホでも見ることができる30分のドラマなど)で済ませている。一日の中で、何かをじっくり考える時間なんてほぼない。そんな毎日を繰り返していた。

 

あるとき、文章が書けなくなっていることに気がついた。月3回はブログを更新しようと決めていたため、何か書こうとパソコンに向かった。だが、言葉が出てこなかった。テーマも何も思いつかない。考えることを止めると書けなくなるのだ。〈本を読む→考える→書く→考える→気づきのセンサーが敏感になる→新しい考えに触れたくなる→本を読む〉そんなサイクルが壊れていた。ショックだった。でも、思考を停止させ、手っ取り早く日々の嫌なことを忘れさせてくれるものに飛びついた自分が悪い。

 

毎日少しでもいいから本を読もう。そして、日々の生活を見つめよう。何年後かに、「気付いたら~年経っていたけれど毎日仕事以外何もしていなかった…」という状況になることは何としても避けたい。