とりあえずそこ置いといて

映画化も、ドラマ化もしない何でもない日常で感じたことや考えたことの寄せ集め

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

日常に潜む違和感

ある日の昼、職場のトイレに入ると、2~3人が列を成していた。その列というのは、ちょうど手洗い場の反対側の壁沿いにできている。ということは、用を足した人が手を洗い、ふと顔を上げると、列に並んでいる人と鏡越しに目が合ってしまうような位置関係なの…

熱狂のあとで

中学時代の美術の先生が授業開始前に話していたことを今でも覚えている。どんな話かというと、お祭り当日の熱気と活気に溢れた街もいいが、祭りが終わった次の日の静けさも趣があって好きだ、という話だ。夏の時期は花火大会や地域の夏祭りなど、イベントが…

ポストから見えたのは…

学生時代に、フリーペーパーのポスティングのアルバイトをやっていたことがある。大きめのリュックの中にフリーペーパーをパンパンになるまで詰め込んで、地図を片手にひたすらポストを目指して歩き回るというものだった。こんなに多く紙というものを背負っ…

水彩の記録

灰色の雲から、大きな雨粒が落ちてきた。車のフロントガラスにポロポロと当たっては弾け、その役割を終えたかのように力なくボンネットの方へ流れていく。また雨か。このところワイパーに仕事をしてもらう機会が多い。カラッとした晴天の日が恋しい。 そんな…