とりあえずそこ置いといて

映画化も、ドラマ化もしない何でもない日常で感じたことや考えたことの寄せ集め

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

無知の恐怖

先日、祖母から相談されたことがある。それは、スマートフォンの料金プランについてだった。契約時の話を聞いて、契約書やプランの内容を読んで憤りを覚えた。なぜか。オブラートに包まずに言えば、“無知な消費者を食い物にしている”と感じたからだ。販売し…

上野公園迷子記録

先週、上野の東京都美術館で開催中の「エゴン・シーレ展」を見にいった。チケットはオンラインで既に購入していたため、予約の時間から1時間以内であればいつでも入場できる。時間ではなく、時間枠の予約ってすごくありがたいのだが、時間内であればいつでも…

暗がりと美的感覚

◆読んだ本 『陰翳礼讃・文章読本』/谷崎潤一郎/新潮社/2016年 漆器に触れる機会がほとんどなかった私は、漆器に美を見いだす感覚が分からなかった。正直に言えば、お吸い物が入っている黒とか赤で塗られた器という認識しかなかった。しかし、この本を読ん…

自らを欺く勿れ

「好きな季節は何ですか?」 と問われたら、何と答えるだろうか。この場合、春夏秋冬のどれかを答えればいいのだが、私はすぐに答えることができなかった。なぜか。それは、自分の好きな季節が、春夏秋冬のどれでもあり、どれでもないからだ。言っている意味…

渇き。

幼い頃は、物に振り回されていた。 例えばチョコレート菓子とセットになっているおもちゃのネックレス。よく覚えていないがネックレスは10種類くらいあったと思う。それを集めるのにはまってしまい、スーパーに行くと必ずお菓子コーナーに行き、母の買い物カ…