とりあえずそこ置いといて

映画化も、ドラマ化もしない何でもない日常で感じたことや考えたことの寄せ集め

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

魂が震えた3分30秒

年末が近くなるにつれて増えるのが大型の音楽番組。その年に流行った曲に混ざり、往年のヒット曲なども過去の映像とともに流れてくる。いわゆる“名曲”といわれるものは何十年たっても“名曲”であり、音楽番組で度々流される。私が名曲と聞くといつも思い出す…

生活駄文・二

11月某日 ガソリンスタンドにて。絶対にあり得ない言い間違いをした。 「現金で、レギュラー15ミリリットルお願いします」 言い終えてから、口がなんとなく気持ち悪い気がしたが間違いに気がつかなかった。店員さんは一瞬の沈黙の後、 「15リットルです…

過去に学び、過去をつくる

◆読んだ本 『羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季』/ジェイムズ・リーバンクス、濱野大道訳/早川書房/2018年 羊飼い、と聞くと、自然豊かな広い土地で太陽の光をたっぷり浴びながら羊やほかの動物たちと暮らしている人、というイメージだった。しかし…

磨き続けて美しく

">◆読んだ本 ">『たしなみについて』/白洲正子/河出書房新社/2017年 「若いときよりも頭の回転が遅くなった気がする…」「若い子はいいね」「今さら夢を追うなんてね…」こんな言葉が飛び交っているのを聞いたことがある。なぜ年齢を重ねるにつれて、“でき…

決して奪われることのない自由とは

◆読んだ本 『夜と霧 新版』/ヴィクトール・E・フランクル、池田香代子訳/みすず書房/2002年 "> ">人生は選択の連続だ。このことは、選ぶ余地がないという状況でも同じことが言えるのだろうか。 例えば、強制収容所の中。極限まで人間としての尊厳、そして…