とりあえずそこ置いといて

映画化も、ドラマ化もしない何でもない日常で感じたことや考えたことの寄せ集め

冬の太陽

久しぶりに陽光を浴びた。

 

ここ何日間かずっと曇りか雨か雪だったから気分が沈んでいたが、やっと青空を見ることができた。気分がいい。こういう日は外に出たくなる。夏はあんなに日焼けを気にして日光を避けていたのに、待ってましたと言わんばかりに浴びに行く。

 

ここ最近毎日忙しくて心がパサついていた。どれくらいかといえば、鶏の胸肉くらい。ゆっくりお風呂に入って早く寝て、なんとか次の日を乗り切れる状態をキープしていたが、それだけではパサつきは直らない。

 

晴れた日の朝は一段と冷え込む。が、普段と変わらない服装で外に出た(モコモコ着ぶくれするのが好きではないので、10℃でも1℃でも大して装いに変化はない)。空が青い。吐く息が白い。思い切り深呼吸すると、冷たい空気が肺に流れ込んでくるのが分かった。冷たさが心地よい。光の眩しさに目を細める。寒さと曇天で萎縮した細胞が潤って、元の大きさに戻ったような気がした。日照時間が短くなるとどうも調子が上がらない。かといって、あの夏のように、毎日痛いほど照りつける日差しは勘弁してほしい。ほどほどにしてほしいところだが、人間がコントロールできるものではないから仕方ない。

 

冬の貴重な晴れ間に、ただ日を浴びてボーッとする。この上ない贅沢。