とりあえずそこ置いといて

映画化も、ドラマ化もしない何でもない日常で感じたことや考えたことの寄せ集め

知らぬ間に、青アザ

なぜだがよく分からないが、知らないうちに青アザができていることがある。足や腕に。心当たりがあるかと思案してみても、特段思い当たることがない。誰かに殴られたわけでもないのでおそらく自分でどこかにぶつけたのだろう。その時は痛いと思ったかもしれない。でもそれを忘れている。もしくは、ぶつけても痛みすら感じず、ただアザだけが残るという場合もあるだろう。ある日突然アザができているのを発見するのは少し、いや、結構怖い。自分で見つけるのも怖いが、誰かに「どうしたの?そのアザ…」と言われてアザに気がつくなんてことがあれば、一人で勝手にホラー映画の世界に飛び込んでいくような心地さえする。

 

そういえば、小学生の頃はよくアザを作っていた。自転車のペダルを脛にぶつけて悶絶したり、鉄棒から落ちてアザだらけになったり…。走り回って遊んでいた時期ならばアザがあっても不思議ではない。だが、今は違う。走り回ることもなければ転ぶこともない。そんな状況下で青アザができるのは一体どういうことなのか、不思議でならない。この話を職場で昼休みにしたところ、「あぁ、それ私もあるよ」と反応してくれる人がいた。その人は、「知らない間にどこかにぶつけてるけれど気がついていないだけだよ、痛みにも鈍感になってきたってことかな…」と言っていた。そうか、痛みに鈍感になってきたから気がつかないのか。いや待てよ。それはまずい。“痛みに強くなったから平気”と“痛みに鈍感だから平気”とは全く違うぞ。気にしなければいけない痛みすら感じなくなると、命が危険にさらされる。ぜひ、痛みを感じさせてほしい。青アザよ、何があった痕なのか、私はちゃんと痛みを感じていたのか、思い出すまで消えないでくれ。