とりあえずそこ置いといて

映画化も、ドラマ化もしない何でもない日常で感じたことや考えたことの寄せ集め

あつすぎたなつ

猛暑、猛暑の夏だった。

ひたすら暑さに耐えた夏だった。危険な暑さと言われても家から一歩も出ないで生活はできない。朝、玄関のドアを開ければすでに30℃に達している世界が待ち受けている。

 

そんな日が続く中、ふと、暑さに慣れはじめていることに気がついた。体が猛暑対応可にアップデートしたのかと思った。この体のまま涼しくなってしまうと、それはそれで体調を崩しそうである。秋の足音が近づいている…なんてことを実感させてもらえない残暑の折、急に秋を感じる瞬間があった。夜、ベッドに入って目を閉じると、外から虫の声が聞こえてきたのだ。もしかしたら盛夏の間も鳴いていたかもしれないが、ここ最近よく聞こえる気がした。気温は季節を感じる要素の大部分を占めるが、気温以外のところでも季節の移り変わりを感じる要素はたくさんある。虫の声もそうだし、スーパーに並ぶ食材もそう。

 

暑いけれど、着実に季節は変わろうとしている。